実際は、
3月だけに限らないんだけど。


要は、「別れの季節」の話。 




見送ったり、見送られたりする
3月だけは、

1年の中でもとくに


「自分が動こう」


って、思うんです。少し。



毎年必ず、
自分がどんな立場であれ、

3月は、
誰かしらとの別れが絶対あるもので。



だからこそ、

ちゃんとね、


普段は照れて伝えないようなことも、

何かしらの方法で
伝えなきゃ

って、何かが私の背中を押す。 





今年は、
職場の学生バイトさんたちが
就職のために卒業で、

送別会をやったのだけど。


もちろん、「送別会」というからには、

見送る私たちが、
その子たちへ贈り物も用意する。
サプライズとしてこっそり。


メッセージカードは
毎年やってるから想像つくだろうなあと思って、

いつもより手の込んだ
アルバムをがんばって作って、
一人ひとり色のちがう
春らしく可愛いお花とクッキーで
ラッピングして。



ある程度「きっと何かしらは渡されるだろう」と
想像つく場だからこそ、

ちょっとでもその予想は超えるものにしようと。


サプライズって、
想定を超える何かプラスがあってこそ 
サプライズになるわけで。。


仕事終わりに夜な夜な用意。







………でもね、



結局、見送る私たちのほうが

びっくりさせられちゃったのでした。



送別会のその場で

「実は私たちからも…」って

その子たちから最後にプレゼント渡されてね。




なんちゅう気遣い……!!!


ああ、さすがだなあって。
みんなちゃんと
「ありがとう」が伝えられる
心優しい女の子だわ…と。



卒業生一同からのメッセージと
感謝のプレゼントに

あっさり
サプライズ負けしちゃったのでした。 





でも、そこで感動したとき
ふと思い出した。



あ…

そういえば私も、
学生のとき同じことしたやあ…って。


お世話になったバイト先で、
卒業のための送別会やってもらうことになった日

一緒に卒業する子に

「きっとみんなメッセージくれるだろうから、
(恒例で自分たちもやってたから想像ついた)
今回は、私たちからも用意して渡さない?」って
誘って。 


……卒業する側より、見送る側の人数のが多いわけで
全員分手紙書くの、めっちゃ大変だったけど。笑




でもね、

あれから6年たった今でも
「あーあれやってよかったな」って思い出せるくらい

その手紙を
「実は私たちからも…」ってサプライズで渡したときの
バイト先のみんなの感動がすごくて。


読んだあと「泣きました」って
たくさんお礼のメールももらって。 



そのくらい


本当の意味で「想定しない贈り物」って
人の心動かすんだよね。 





見送る側が贈るのは当たり前。

でも、その想像がつくからこそ、

あえてそれへのお礼を
同じタイミングで用意しておく。


「感謝」の贈り物を
あとにしないで

その場での逆サプライズにする。



贈りあえるって、
想像以上に嬉しくて感動しちゃうものです。 

相手へ贈って喜んでもらう幸せと、
自分が贈ってもらって喜ぶ幸せが

いっぺんに来るから。





だから3月は、受身にならない月。

見送るも、見送られるも関係ない。


ただただ、
いっぱいの感謝の気持ちを、

ちゃんと伝える月。別れの前に。



この先、
見送る側になっても、見送られる側になっても、

ありがとうは
自分から伝える私でいようと


改めて思うのでした。 





私が、心の底から「なんていい子」と
常々思っていたとっても素直で素敵な子が、

私のことを

「社会人になる上でも、この先
人として生きていく上でも、
私が目標としたい人No.1です!!!」

なんて、言ってくれてね、



いったい私の何を見て
そこまで持ち上げてくれたのやらと
恐れ多くも…

大好きなその子が
そんな風に思ってくれてたことが
すごくありがたかった。 



こんな私でも、
ちゃんと見てもらえてたんだなあ…と。 

そりゃ、
日々必死こいて働きながら
あちこちのパイプ役で気を遣いまくって
何人もの個性豊かな若い学生さんの相手して…

それなりに少しは評価されんとおかしい。
とも思ってたけど(笑) 



それでもやっぱり、
ちゃんと、わかりやすく伝えてもらわなきゃ、

自分ではそう思えないものです。 

どんなに「私、えらい!」と思ったって、

自分じゃ、
他人から言われる何百分の一くらいの励ましにしか
ならないものなのです。



だから、他人から全力で褒めてもらえることは
とてもとてもありがたい。

そんなメッセージに支えられる。




3月って、素敵だよね。

そういうメッセージを
たくさん、たくさん

恥ずかしいのちょっと越えて

「今回は言おう!」って

伝えられるからね。



私も、そんな気持ちで、
今回の卒業生たちにメッセージを書いたつもり。


ああ、この人と働けてよかったな、
私のことこんなに見ててくれたんだな、って
思ってほしくて。

これから社会人になる彼女たちが、
何かにつまづくことがあっても、

「私はこんなところが素敵って言ってもらえたもん」
って思い出せるように。 




3月、ありがとう。

とってもさびしいけど、ありがとう。



今月は、受身にならない月なのです。