今日、仕事の帰り道
月がすごく綺麗で。 


雨が降った日で 
夜空は雲だらけだったんだけど、

まだ満月に近い
まんまるの月の周りだけ

ちょーーーど
きれ~~に

雲が一切なくてね。


「私が主役です!」
と言わんばかりに

月だけがしっかり出ている空で。


丸い月の周りに、うっすら白い雲…
からの
光でちょっとオレンジがかった雲

そして、その周り
残るはすべて厚い雲で覆われた真っ暗な夜空

という

見事に月をたてたグラデーション。 


そりゃもう、
輝く主役を見つめずにはいられない
この感じ。

もう、お姫様みたいって思った。


バカみたいにそれをそのままずーっと
見上げて帰った私。





「あー、
こういう話できる人
いたらいいのになー」



って、いつも思うけど

いつも以上に思った。 





もう、耳ふさぐレベルじゃなくて
いっそどこかに閉じこもってしまいたいくらい

周りから「結婚結婚」うるさく言われててね。


私は正直、今それを夢見ていないのに

まるで

結婚の見込みがないだけで
いろんな人に迷惑かけてる気分。
心配させて、悲しませてる気分。 



どこへ行っても、だれと会っても、

「〇〇ちゃんは?そろそろどうなの?」
「いい人いないの?」
「30過ぎたら大変よ」
「婚活パーティーとか行ってみたら」
「相手なんてすぐ見つかるでしょ」


実家に帰れば、親戚あちこちの
結婚予定や出産予定の話をされ、

同級生に会えば、自分や他の友達の
同棲や婚約の話をされ、

先輩も、後輩も然り。 


もはやSNS見る・見ないなんて関係ない。



生きて、外に出て、人に会う限り、
今の私は「結婚」と常に
ぶつからなければならない。

避けようとしていても。

「け」の字も発したくなくても。 


みんなが私にそれをぶつけてくる。


勝手に心配して、どこか気の毒そうに。







………帰り道、思ったんだよね。


「別に結婚してくれなくていいから、

月見上げてどうでもいい話できる人に
友達になってほしい」


って。 



だってそんな人、
今のところ
私の周りに一度も登場していないから。 


愚痴を話せる友達はいる。
結婚結婚やだよねーって嘆き合える友達もいる。

正直、相手には困らないでしょ
と言われれば、そりゃたぶん
(私がこだわらなければ)困らない。 


…だけど


……だけど 



そこに、
月を見上げて帰るような人は

一人もいない。





別に天文学者と出会いたいわけではなく。笑



ただ、

帰り道に
月を見つけられる人。

自然とそれが目に入って
「きれい」と思える人。

できれば、
その「きれい」にプラスして

ちょっと何か考える人。
アホな妄想でも可。



それでいい。



そういう人と、
どうでもいい話を

ただしてたいことがある。 

そういう人になら、
私は話したいことが
日々歩いてるだけでいっぱいある。

「ねー見て見て」って。 


だけど


びっくりするくらい


そんな人が見当たらないのだ。
この現実世界。



変なの。

ネタはこんなにも転がっているのに。




月がきれいに見えることより、

春のにおいがすることより、

タンポポが咲き始めてることより、



みんな、結婚が気になるのね。 

やんなっちゃうな。




やたら月の話ばかり書く私は、
やっぱり結局、月に帰る。

前世は
かぐちゃんだったんでしょうか。

…働きまくりの餅つきうさぎか。



こうしてただ誰かに
「月きれい」と言いたいだけの気持ちを

ずーっと持て余してるんでしょうな。



じゃーもう
早く月に帰りたいや。






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