隣の芝生はエメラルドグリーン。

みんなの芝生がキラキラでせつないけど、 なんとかウチの芝生も愛したい・・・そんな日々。

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あわただしい日々に願うのは、




生まれて初めて、

起きてすぐに拍手した。



拍手せずにはいられなかったから。

「夢 で よ か っ た!!!」

って。



ものすごく怖い夢をみたの。


自分が
大きな病気を宣告される夢。


これまでずっと
ありがたいことにずっと
健康体で生きてきた私が、

突然、

大きな手術と、長い闘病生活に
向き合わなければならないという


衝撃の夢。





目覚めてしばらくは、

現実との境目わからず
ショック受けてたけど

だんだん
「あ・・・夢だった・・のね?」
とわかって



思わず拍手。

朝、ベッドの中で一人、拍手。



そのくらい、
よかったあああって思った。





あまりに強烈な夢だったから、
これは絶対
何か意味してるだろうと

夢占いで検索。





…………どうやら、


心が疲れてる



みたい。




そうね。
それなら、まちがいない。




今おそらく
これまでで最大かなってくらい

追われている。

仕事に。人に。環境に。未来に。


私はもう、
そんなこの働き方に危険を感じて
終止符を打とうとしているけれど、

でも、その日までは
徹底して責任持って行動するのが私。

無責任が苦手なバカ真面目が私。




ここにきてからずーーーーーーーーっと

追われ続けてるなあ。


何も考えなくていいタイミングが
一度も訪れない。

いつもいつも

常に常に

先のこと考えて動いてる。


次はあれがあるから…
これを用意しなきゃだから…
このときはこういう状況だから…

今これをやらなきゃ
今のうちにこれやらなきゃ
この日までにはこれ片付けなきゃ



そうやって、あっさり終わる一日。

流れるように過ぎ去る一年。



大きなイベントが
次から次へとやってきて、

あれを乗り越えれば
次これ
そのあとこれ

を繰り返す中で、


予想外の出来事にふりまわされ、
他人の無茶に泣かされ、

それでもなんとか
できる限り、円滑に物事は進めたいと

みんな仲良く、でありたいと

ニコニコ愛想ふりまいて
余計な気を遣いまくって


他人のことばかり優先して




結果、ぐったりする
愚かな私。






その分、過剰評価もされるけれど、

そんなのは

もういいの。


今の私は、もう


そろそろそれより



ただ、癒しが欲しい。


癒されたい。

心和ませたい。

落ち着きたい。


何もおそれず、幸せに浸りたい。





温泉につかった瞬間の、あんな感じの。

露天風呂で最高な景色を
ただぼんやり眺められる、あんな感じの。 


無になりたい。





一年通して、いつも
スケジュールの鬼で

数ヶ月先のイベントのことばかり
考えて過ごす日々に、


「ああ…
私、結局どのイベントも別に
楽しみに思えてないな」

「このシーズンだけは好き」って
どれにも言えないな


と、

気付いてしまって 


終わりを考えた。



本当はもっと、

四季を愛して生きたいのが、
私なもんで。。。。


それができない
追われるだけの季節感なんて

もういらない。







たまたまつけたテレビで
浅野ゆう子さんが行ってたスイスの絶景が

素晴らしすぎた。


いいなーいいなーーーーと
言いながら観た。
 
行ってみたいなーーって
全部に思った。



でも私、一生で
一度もここへは行けないかもなあ
って

あっさり思った。


そんな夢みたいな未来が
描けなかった。 




………まだもうしばらく

私は闘い続けなければならん。

捨てられない責任を背負って。



あわただしい日々。

心が追いつかない日々。



きっとこのままあっという間に
過ぎていってしまうから、 

何とかしがみついていかないと。





温泉は、まだ遠い。




スイスは、
下手したら来世の夢。



健康なだけ、ありがたい。それは本当に。


 

返事してくれる子



仕事の立場上、どうしても

あれこれ指示したり、
これはだめよと注意したり、

いつまでにこれをしてほしいと
お願いしたり……


とにかく発信側になることばかり。 



別に人事でも教育担当でもないのに

社会人2年目以降からは
ずーーーーーっと
どこで働いていても
だれかに仕事を教える立場ばかり。


ほんとにずーっと
だれかしらが新人さん。





もはやいったい何人の女の子と
向き合ってきたのか、
数える気にならない人数になってきて、

さすがに
それだけいろーーーんな子を見てくると



「あ、これは本当に素敵」

が、だいぶわかってくる。 





やっぱり早いうちから信頼をおけるのは、
もちろん
伝えたことをちゃんとのみこんで
素直に行動に移してくれる子。

それがたとえ初めはうまくできなくても、 

やろうという一生懸命な姿勢が見えるだけで十分。
それが何より成長の見込みにつながる。




そして、人間、なにかしら抜けてる部分があっても、
なにかしら素敵なところがわかりやすくあれば、

意外とカバーされちゃうんだよね。。



仕事が雑だとしても、
周りをよく見て自らすぐ動いてくれるとか。

なかなか笑顔出せなくても、
誰よりちゃんと早めに出勤してくるとか。

おっちょこちょいな凡ミスしがちでも、
いつも優しい空気で場を和ませてくれるとか。


十人十色だから、
教えてきた人数分これを挙げると
キリないけれど。。 




この前は、
送別会のメッセージアルバム作りのために、
見送る側全員に
「〇cm×〇cmの台紙に貼れるサイズの紙なら何でもいいので
そこに(送別の)メッセージを書いて持ってきて」
と、お願いしたのね。


これはもうそれを集める側の特権かもしれないけど

ほんとーーーに
いろんなバージョンのメッセージを見た。

「ああ、たったこれだけの指示でも
答え方ってこんなに変わるのね」と

ただただ実感。 



まず「〇cm×〇cm以内」というサイズ指定の守り方から
かなり違ってくる。


アルバム作る側の私としては、
もちろん
それを貼る台紙に妙な余白スペースできると
(ごまかすのに)面倒だから
できれば「〇cm×〇cm」に近いサイズで
用意してくれると助かる。

でも、「以内」という以上、
すんごーく小さいメモに書いてくる子もいるわけ。

……まちがっちゃいないけど。苦笑


かと思えば、
ほぼそれに近いサイズになるよう
わざわざ紙を自分で切り貼りして
可愛くオリジナルを作ってくる子もいる。

それに近いサイズの
レターセットをわざわざ買って
丁寧に書いてきてくれる子もいる。



内容も内容でまったく違い……

当たり障りな~い
みじか~い文で終わる子もいれば、

枠はみ出てまで
思いっきり気持ちこめて書いてくる子もいる。

ものすごく周りをデコレーションしてくる子もいる。 



時間のかけ方が違うのが、
もう歴然。

相手にどの程度の想いがあるのかも、
歴然。



本当に色々。






そんな中でね、

なかなかの困ったちゃんがいる。



仕事の出来が、まずあまりよくない。
ミスは多い。
笑顔も苦手で主に真顔。
コミュニケーションも不器用で、人見知り。
せめて早めに来てくれればいいのに、
いつもギリギリ行動で、ひどいと遅刻。

送別メッセージも、
小さくてなかなか質素な紙に…
短めな文を書いてきたような子。


……正直、どこまでも残念である。 

あれこれがんばって噛み砕いて教えても、
理解に時間かかる上、すぐ忘れちゃうし、
なかなか行動に移せない。

数回同じこと言っても、直せない。

「周りがみんなこうしてる」っていうのを
読み取って自然と真似することができない。

目を合わせて話を聞くのも苦手。。



ああほんとに


この超多忙な店舗で育てられるような子じゃないよ…
と思いつつも、 
いるかぎりは、がんばって育てるのが私。

お手上げしたくなりながらも、
アメとムチを
タイミング考えて使う日々。 




………そんなこの子ね、




返事だけは、

ちゃんとしてくれるのです。



ちゃんと。




なんだそれってレベルかもしれないけど。。





でも、意外と
これが大きいんだな。。





つまり、それができない子もいるから
なんだろうけど。





発信する側としては、
何よりありがたいのって、

すぐ、リアクションをもらえること

だったりする。


あ、ちゃんと伝わったって
すぐ確認できることは安心につながるわけで、

それがほっとかれるほど
「大丈夫かな?わかったのかな?」 って心配するし、
小さなストレスになってく。


だから、返事はほんとありがたい。




そしてこの子、

なんとも質素で残念なメッセージだったけど



……誰より早く提出してくれた



んだよね。。



私が「こうしてほしい」ってお願いを
一斉送信してから、

全員分集めるまでに
どれだけヒヤヒヤしたことか。

メッセージ集まらないかぎりは、
私はアルバムを作れないし。。

締切は早めに設定しておいたものの、
やっぱりそこに間に合わない子は絶対いる。

催促しないと忘れてる子もいる。

延長交渉もされる。



……そういう中で、

「あ、ちゃんとすぐ用意してくれたんだろうな」
ってわかる提出をしてもらえると

素直にありがたい。 





だからねー




私、この子をまだ
ちゃんと教えようと思うのです。

ブルーになりやすい子だから、
できるだけ誉めて誉めて
あなたはここが素敵よと伸ばして

少しでも

成長したってお互い実感できるくらいに
させてあげたいのです。




……ちゃんと返事を必ず、すぐする
という
根っこの誠実さは感じるから。

そこに
私は救われたのが事実だから。 



もうしばし、私も根気よく。。ね。





あれこれマイナスが多くても

いかに返事が大事か、
ってことだなあ。


それを教えてくれた子。



 

私次第



世の中には、

無理なことも、不可能なことも、
叶わないことも

あるって知ってる。


私、そこを「ない!」と
言い切れるほどの人間ではない。

それなりに現実は生きてる。






ただ・・・・


「自分が無理と思わないことは、
無理じゃない」

って


どうも心の底から信じて
生きてきてしまっており。。





だからどうしても


どうしてもどうしても




なぜか諦める発想には
至れないことが

あるのねぇ。。 



思い描く形へ

一歩も、1ミリも、

実は近づけてないと感じることでも



「じゃあもうやめよう」



って、できない。



それは叶えるのが100%無理なことじゃ
ないから。 





たとえば
その先にいる相手が死んじゃってたら、

私の願いはどう頑張ったって
叶わないけど、


……生きててくれる間は


まだ可能性があるでしょ?

ぶっちゃけ


私次第でしょ?







だから。。


まだ、もうちょっと
もがきたいのです。

何かが変わるまで。


自分が、そう感じられるまで。






アラサーにして醜いなあと
思うけど。

だからこそもう今しか

もがけないでしょ?




もうしばらく、

一生懸命を続けてみようと思う。



まだ、私次第だから。






 

贅沢言わないもん



スピッツの30周年ツアー、



武道館。。

とれなかった。。




そうかあーー。


そっかああーーー。



そうかあ。。。。





しゅん、と
ひざ抱えて落ち込んだところで

「元気だしな!」って
チケット降ってくるわけじゃあるまいし、


しかたないのだけど。 








武道館はぜぇったい倍率高いだろうなあと
わかってはいたものの、

いざダメだと

なんだか
まるで自分が悪い気がしてくるのね。。


大袈裟だけど、

「行く資格なかったってことかなあ」

ってさ。。




行きたいライヴや、
行きたい会場でチケットがとれなかったとき、

つい、よく

「……別に贅沢は言ってないのにな。。」
 
とスネたくなってしまって。 



最前列がいいだとか、
あの曲が聴きたいだとか、
大きすぎる所はやだとか。

そんなことはまだなんにも思ってない!
ただ行きたかっただけだーーい!

って。 

何回もライヴ行きつつ
まだまともに前の席 堪能したことないし!
(むしろ後ろ率の高さ…www)

私そんな贅沢なお願いしてないもんーーー!!!

なのにどうしてだめなのーーー!


って。 





……で、最終的には
「行くべきじゃなかったってことか…。すん。」

となるわけですが。。










別に贅沢なお願いじゃなくても
叶わないことって、

あるよね。 



ただこれだけなのになって思うことでも
叶わないことって、

あるよね。





これっっっだけ一生懸命働くから
「ただこの一日だけは休ませてください!」
って言ったって

どうしても休ませてもらえない一日が
あるように。 



これだけ精一杯の愛をもって行きますから
「このライヴを見させてください!」
って言ったところで、

「ではどうぞ☆」

とは、ならない。 






とれなかったときは、

それはそれで、意味がある。


とれなかった何かしらの意味がある。


いつかきっと

「あ…あのときあれでよかったんだ」

って思う時がくる。 






そう思いましょう。


それだけ30周年をお祝いしたい人たちが
たくさんいたってことよね。

それだけ愛されてる人たちを
好きになった私があかん。






しょんぼり。









お月様なんとかしてくれーー…と
また見上げて

新作です。笑 

花月夜
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大変、
今日記念日。


デビュー26周年おめでとうございます*


3月は、受身にならない



実際は、
3月だけに限らないんだけど。


要は、「別れの季節」の話。 




見送ったり、見送られたりする
3月だけは、

1年の中でもとくに


「自分が動こう」


って、思うんです。少し。



毎年必ず、
自分がどんな立場であれ、

3月は、
誰かしらとの別れが絶対あるもので。



だからこそ、

ちゃんとね、


普段は照れて伝えないようなことも、

何かしらの方法で
伝えなきゃ

って、何かが私の背中を押す。 





今年は、
職場の学生バイトさんたちが
就職のために卒業で、

送別会をやったのだけど。


もちろん、「送別会」というからには、

見送る私たちが、
その子たちへ贈り物も用意する。
サプライズとしてこっそり。


メッセージカードは
毎年やってるから想像つくだろうなあと思って、

いつもより手の込んだ
アルバムをがんばって作って、
一人ひとり色のちがう
春らしく可愛いお花とクッキーで
ラッピングして。



ある程度「きっと何かしらは渡されるだろう」と
想像つく場だからこそ、

ちょっとでもその予想は超えるものにしようと。


サプライズって、
想定を超える何かプラスがあってこそ 
サプライズになるわけで。。


仕事終わりに夜な夜な用意。







………でもね、



結局、見送る私たちのほうが

びっくりさせられちゃったのでした。



送別会のその場で

「実は私たちからも…」って

その子たちから最後にプレゼント渡されてね。




なんちゅう気遣い……!!!


ああ、さすがだなあって。
みんなちゃんと
「ありがとう」が伝えられる
心優しい女の子だわ…と。



卒業生一同からのメッセージと
感謝のプレゼントに

あっさり
サプライズ負けしちゃったのでした。 





でも、そこで感動したとき
ふと思い出した。



あ…

そういえば私も、
学生のとき同じことしたやあ…って。


お世話になったバイト先で、
卒業のための送別会やってもらうことになった日

一緒に卒業する子に

「きっとみんなメッセージくれるだろうから、
(恒例で自分たちもやってたから想像ついた)
今回は、私たちからも用意して渡さない?」って
誘って。 


……卒業する側より、見送る側の人数のが多いわけで
全員分手紙書くの、めっちゃ大変だったけど。笑




でもね、

あれから6年たった今でも
「あーあれやってよかったな」って思い出せるくらい

その手紙を
「実は私たちからも…」ってサプライズで渡したときの
バイト先のみんなの感動がすごくて。


読んだあと「泣きました」って
たくさんお礼のメールももらって。 



そのくらい


本当の意味で「想定しない贈り物」って
人の心動かすんだよね。 





見送る側が贈るのは当たり前。

でも、その想像がつくからこそ、

あえてそれへのお礼を
同じタイミングで用意しておく。


「感謝」の贈り物を
あとにしないで

その場での逆サプライズにする。



贈りあえるって、
想像以上に嬉しくて感動しちゃうものです。 

相手へ贈って喜んでもらう幸せと、
自分が贈ってもらって喜ぶ幸せが

いっぺんに来るから。





だから3月は、受身にならない月。

見送るも、見送られるも関係ない。


ただただ、
いっぱいの感謝の気持ちを、

ちゃんと伝える月。別れの前に。



この先、
見送る側になっても、見送られる側になっても、

ありがとうは
自分から伝える私でいようと


改めて思うのでした。 





私が、心の底から「なんていい子」と
常々思っていたとっても素直で素敵な子が、

私のことを

「社会人になる上でも、この先
人として生きていく上でも、
私が目標としたい人No.1です!!!」

なんて、言ってくれてね、



いったい私の何を見て
そこまで持ち上げてくれたのやらと
恐れ多くも…

大好きなその子が
そんな風に思ってくれてたことが
すごくありがたかった。 



こんな私でも、
ちゃんと見てもらえてたんだなあ…と。 

そりゃ、
日々必死こいて働きながら
あちこちのパイプ役で気を遣いまくって
何人もの個性豊かな若い学生さんの相手して…

それなりに少しは評価されんとおかしい。
とも思ってたけど(笑) 



それでもやっぱり、
ちゃんと、わかりやすく伝えてもらわなきゃ、

自分ではそう思えないものです。 

どんなに「私、えらい!」と思ったって、

自分じゃ、
他人から言われる何百分の一くらいの励ましにしか
ならないものなのです。



だから、他人から全力で褒めてもらえることは
とてもとてもありがたい。

そんなメッセージに支えられる。




3月って、素敵だよね。

そういうメッセージを
たくさん、たくさん

恥ずかしいのちょっと越えて

「今回は言おう!」って

伝えられるからね。



私も、そんな気持ちで、
今回の卒業生たちにメッセージを書いたつもり。


ああ、この人と働けてよかったな、
私のことこんなに見ててくれたんだな、って
思ってほしくて。

これから社会人になる彼女たちが、
何かにつまづくことがあっても、

「私はこんなところが素敵って言ってもらえたもん」
って思い出せるように。 




3月、ありがとう。

とってもさびしいけど、ありがとう。



今月は、受身にならない月なのです。




 

雪がとけたエルサ上司



今のお店で働き始めた1年目のころ…

私はとにかくとにかく


その上司が苦手だった。



新人の私は、
何をしても怒られて

あれがだめだこれがだめだと
否定しかされなくて

毎日理不尽なお説教ばかり。


なんでこんなことまで!って思う雑用とか、
面倒極まりない業務は
すべて押しつけられたし

バイトへの指示として言いにくいことは
すべて代わりに言わされ


周りとの対応にも心すり減らしつつ……


任されすぎて片付かない仕事の山に
泣きそうになりながら残業して

それにタイムカードを忠実に切れば
「もっと効率的に仕事しろ」と叱られ

結局、タイムカード切って帰ったフリして
こっそり戻って残業……


万引きされたら、気付けなかった私のせいになるから、
常にびくびくしながらお店にいて
営業中に仕事なんかまともにできない。

それでも商品がなくなれば、
万引き犯を心の底から恨みながら
上司へ渾身の謝罪。



そうやって、

徹底的に下っ端をやった日々。


絶対私いなきゃこの店まわんないだろ
って悔しくなりながら
全部責任もってやった日々。 


それでも、いつも先輩と比べられて
何しても怒られない先輩ばかり誉められて

もうこんなのやだって
帰って泣いた日々。 






あのころ……


本気で「縁を切る方法」を
検索してた。

藁人形とかはやらないけど。苦笑


とにかく、とにかく
その上司から離れたくて。

一日も会いたくなくて。


ただ、傷付ける気はなかったから、
円満に別れたい一心で

実行できることは
まさに藁にもすがる思いでやってた。


出勤するの、辛かったな。

一日も休んだことなかったけど。

休むことさえ、怖かったような。






そんな上司をね、
私は「アナと雪の女王」のエルサ

と、思うようにしてたの。

当時、ブログで書いたから覚えてるんだけど。



物語中盤の、気が狂ったエルサ。

大事な妹のアナに
死にそうな思いさせて凍らせちゃうエルサ。 



それでもね、
アナはエルサと向き合おうとする。

だって、ほんとのエルサは好きだから。
悪い奴なんかじゃないってわかってるから。



私は、その上司から
酷い言葉を投げつけられるたびに

私はアナだって思い込んだ。

エルサに氷を思いっきり投げつけられて、
ハートにそれが刺さって心が凍りそうでも

それでも


あの人は、エルサなんだって。

本当は仲良くなれるはずのお姉ちゃんなんだって

思い込んで。 








………あれから2年たった
3年目の今、

私はそのエルサ上司が、

きらいじゃない。


もう、好きと言えます。心から。



まだまだ困ることはあるけれど、
すべて
「そういうとこあるけど」で
受け止められる。


だってね、

エルサが、「ごめんね」と「ありがとう」を

私にものすごく言ってくれる人に
なったから。


だから、大体のことは
困っても許せる。



あの地獄の1年目を終えたら、

まずアナの私が変わったんだと思う。 

仕事が一通りはこなせる人間に。
上司や周りへの気遣いができる人間に。


あれこれ任されたからこそ、自力で学んだし、
注意ばっかりされたからこそ、
何をしておかないとまずいのか覚えた。
何度も氷に心折れそうになりながら。

エルサ上司が、
何をしておいてほしいのか。
どう動いてほしいのか。
どんな言葉をかけてほしいのか。

……まるで秘書にでもなったつもりで
ただただサポートに徹した。



そしたら、エルサが
いつのまにやら、
アナに心開いてくれるようになってた。

信頼が生まれたから。 



2年目は、先輩が異動でいなくなって、
私はポジションが上がり、
下に後輩が入って。。

今度はその後輩がアナ役に。。。。


その分、私は
比べて褒められる側に。 


………アナの心境がわかりすぎる私は、
なんとかそこをカバーしようと
これでもか!ってくらい
エルサ上司とアナ後輩のフォローに徹した。

結局、またこっそり残業して。



その後、エルサは大きい病気で
急遽入院することになり……

二人のアナで
お店をまわした疲労困憊の約2ヶ月。


帰ってきたら、エルサは少し
変わってた。


私と後輩の存在を、
ちゃんと「ありがたい」って
認めてくれていて。

むしろ「この二人がいてこそ」に
変わってた。




そうやって、3年目の今、

私たちは、
きっと他のどのお店よりも

相性抜群だと思う。


てんでバラバラの性格なんだけど、
それがすべて
絶妙に噛み合って

補い合えているような。


3人でいることが楽しくて、
一緒に仕事するなら
この二人がいいってお互い思えるような。



最近、本社の人たちからも
「ここの空気が好き」と
言われるようになって

改めて変化を感じる。この3年間の。 




あれが3時間の映画だったとするなら、

今はもう
2時間50分くらい。


エルサの雪は、もう溶けてる。
ずいぶん前から。


エルサ上司はもう少しで
このお店からいなくなる。




それが決まったとき、
私も「じゃあ」って思い立ったの。
そのあと私もここを去ろうって。

もう、思い残すことはないから。
エルサの雪がとけて、
みんな心から笑えるようになった。

私はまだ
どこか他でも必要としてもらえる年齢のうちに
転職したいから。 






エルサの雪をとかせたのは、なぜ?


………それは、

アナが
エルサを変えようとしたんじゃなくて、

アナが成長したからです。


アナが素敵な仲間に出会えたのは、なぜ?

それはアナが
素敵な女の子だったからです。



……そのこと、忘れないでおこうって思う。

この先、また新しい職場を見つけられたときに
同じ1年目をくりかえすのは
正直勘弁だけど。。。。

ほんともうあんな日々いやだけど。。



アナになりきって学べたことは
絶対この先も私の糧になるでしょう。




映画はやっぱりハッピーエンドがいい。


大好きよ、エルサ。



 
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